コンビニ店員がきつい14の理由を現役スタッフに直撃取材！

2021年3月15日 2021年3月15日

FUKAGAWA

コンビニ店員にきつい仕事なんてないでしょ(笑)

至るところにお店があったり手軽に利用できたりするので、こんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

ですが結論からお伝えすると、コンビニ店員はきついことが大量にある仕事です！

なぜ僕がここまで断言できるかというと、現役コンビニ店員として活躍する後輩に直撃取材をしてきたから。

コンビニ店員といっても、現在はスーパーバイザーとして活躍しているんですけどね。

「身近にあるから」という軽い気持ちでコンビニ店員になろうとしているあなた。

まずは本記事をご覧頂いてから、再度考えることを強くおすすめします！

現役スタッフによる生の声を、しっかりと見ていって下さいね。

本記事で解決できること

・コンビニ店員のきつい仕事を知れる

・アルバイト・正社員・SV別のきつい仕事内容が分かる

・イメージとのギャップを防げる

・コンビニ店員に向いているかが分かる

※本記事はコンビニ店員のきつい仕事内容についてご紹介するものです。

※記事内の情報は、全て取材や口コミサイトで得たものとなります。予めご了承下さい。

ちなみに今回取材に協力してくれた後輩N君の、スーパーバイザー(SV)という仕事。

あまり聞いたことがない方のために、簡単に説明させて頂きます。

スーパーバイザー(SV)ってこんな人

まずスーパーバイザー(以下、SV)になるには、コンビニの現場スタッフとして働かなければなりません。

入社後の流れとしては…

【店舗スタッフ/1年】→【店長/1年】→【アシスタントSV/1年】→【SV】

ざっくりとした一例ですが、およそ3年前後ですべての役職を経験しSVになれます。

SVってこんなことをする仕事です

8～10の担当店舗管理
貸借対照表や損益計算書による年次計画
店舗巡回・売り場提案
スタッフ育成

つまりSVにたどり着いたN君は、コンビニ業界のすべてを知っているということです！

そんなN君による貴重な現場の声を、本記事では余すことなくお届けさせて頂きます。

コンビニ店員がきつい14の理由を現役スタッフに直撃取材！
コンビニ店員はコレがきつい 1.ピーク時の顧客対応(アルバイト)
コンビニ店員はコレがきつい 2.業務外の質問(アルバイト)
コンビニ店員はコレがきつい 3.オーナー不在時の対応(アルバイト)
コンビニ店員はコレがきつい 4.オーナーとの相性(アルバイト)
コンビニ店員はコレがきつい 5.人気店での勤務(アルバイト)
コンビニ店員はコレがきつい 6.人手不足(正社員)
コンビニ店員はコレがきつい 7.売上(正社員)
コンビニ店員はコレがきつい 8.スタッフ教育(正社員)
コンビニ店員はコレがきつい 9.在庫リスク(正社員)
コンビニ店員はコレがきつい 10.折衝業務(SV)
コンビニ店員はコレがきつい 11.クレーム対応(SV)
コンビニ店員はコレがきつい 12.長距離運転(SV)
コンビニ店員はコレがきつい 13.催事開催(SV)
コンビニ店員はコレがきつい 14.自腹(SV)
コンビニ店員はコレがきつい　＜まとめ＞

コンビニ店員がきつい14の理由を現役スタッフに直撃取材！

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

イメージとのギャップが強すぎてきつい

日常での利用頻度が高く、働いている姿を目にすることが多いコンビニ店員。

いつも見ているからこそ、コンビニ店員の仕事内容を正確に把握できていない方も多いと思います。

レジをやったり商品を陳列したり、こういった仕事はあくまでも氷山の一角にすぎないみたいです！

FUKAGAWA

今回は取材ありがとね、N。
コンビニ店員のきつい仕事について、洗いざらい聞かせてもらうよ(笑)！

N君

宜しくお願いします！
そもそもコンビニ店員の仕事に、きついってイメージありますか(笑)？

FUKAGAWA

まぁ、深夜の時間帯はきつそうだな～とは思うけど…。
ごめん、正直ラクそうだな～とすら思ってるわ(笑)。

N君

やっぱりそうですよね～。
確かに僕らが普段見せてるレジ打ちや陳列は、きつい仕事じゃありません。

FUKAGAWA

え？じゃあ、やっぱりきつい仕事じゃないじゃん！

N君

そう思うのも無理ありませんが、裏でコンビニ店員はかなりきつい仕事をこなしているんですよ！

FUKAGAWA

どれどれ、どれくらいきついのか聞かせてもらおうじゃないの！

N君はこれまでにコンビニ店員はもちろん、店長やSVとして働いてきた経験があります。

だからこそ、あらゆる立場から見たコンビニ店員のきつい仕事を知っているという訳です。

これからお伝えするコンビニ店員のきつい仕事は、あなたのイメージをひっくり返すものとなるでしょう！

コンビニ店員はコレがきつい 1.ピーク時の顧客対応(アルバイト)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

ピーク時の忙しさは異常にきつい！

あなたはどんな時間帯にコンビニを利用するでしょうか。

出勤・通学前の朝、仕事・学校のお昼休み、はたまた帰り道で…。

これらすべては、コンビニにおける来客ラッシュ時間なんです！

その時間帯の忙しさやきつさと言ったら…

FUKAGAWA

コンビニって便利だけどさ、朝のレジ待ちの行列なんとかならないの(笑)？
出勤前って時間ないんだよね～。

N君

はい、さっそくでました～！
それ、コンビニ店員の目の前で言ったら暴動が起きますよ(笑)。

FUKAGAWA

暴動(笑)？何でよ？

N君

朝だし早く会社に行きたいって気持ちは分かります！
でも、それって先輩だけじゃないですよね？
出勤前にコンビニに寄るって人、めちゃめちゃ多いんです！

FUKAGAWA

つまり、忙しい時間帯ってこと？

N君

そういうことです！
ちなみに時間帯で行くと、朝7時・昼12時・夕方18時。
この辺りは大量にお客さんが来るので、超きついです！

FUKAGAWA

お客さんが多いと忙しくなるイメージはつくけど、なにがきつい？

N君

絶え間なくお客さんがレジに並ぶから、ずっと立ちっぱなし。
忙しいときに限って、自分も知らないATMの使い方を聞かれたりする。
レジ待ちでイライラしたお客さんからクレームを受ける。まだまだ語りましょうか(笑)？

FUKAGAWA

まだまだあるんかい！
とりあえず、それくらいにしておいてくれ(笑)。

N君が言っていたように、お客さんの来店ピーク時はとにかく大忙し！

どれだけスピーディーに仕事をこなしていたとしても、クレームが出るときはあるそうです。

一生懸命働いているのにクレームが出るなんてきつい！

これからは心にゆとりを持って、コンビニを利用するようにしましょうね(笑)。

コンビニ店員はコレがきつい 2.業務外の質問(アルバイト)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

コンビニ業務以外は教育されないからきつい！

今やコンビニは、食料品や日用品を購入するだけの場所ではなくなりました。

コピーしたりATMでお金をおろしたり、コンサートのチケットを購入したりもできますよね。

しかし、お客さんには便利な部分も、コンビニ店員にとってはきつい仕事となってしまうようです！

FUKAGAWA

この間コンビニでチケットを買おうと思ったんだけど、操作方法が分からなくてさ。
だからコンビニの店員さんに質問したのに、答えてもらえなかったんだ。

N君

先輩、それ当たり前ですよ(笑)。

FUKAGAWA

当たり前ってどうしてよ？
コンビニの中にあるんだから知ってて当然じゃないの？

N君

いや僕もそうだったんですけど、コンビニ店員ってコンビニ業務以外のことは教わらないんですよ(笑)。

FUKAGAWA

え？そうなの？
でも聞いてくる人いっぱいいるでしょ？

N君

めちゃめちゃいますね！それがきついんですよ(涙)。
先輩みたいに「知ってるでしょ？」ってつもりで聞いてくる人多いので。

FUKAGAWA

そうだよね～。
分からなかったらトラブルとかクレームになりそうだけど…。

N君

頻繁にってことはないですけど、クレームになることもありますね。
取り扱い方法を知らないってことよりは、店員の対応が悪いって感じで(笑)。

FUKAGAWA

ちなみにNもATMとかコピー機のこととか分からないの？

N君

詳しいことは分かりませんね。
スーパーバイザーになりましたけど、今でも苦手です(笑)。

僕たちはつい、「コンビニの中にあるものなら店員は知っている」と思いがちです。

でもコンビニ店員は教育を受けていないので、分からないのは当たり前。

ここで生じるギャップは、かなりきついですよね。

コンビニ店員はコレがきつい 3.オーナー不在時の対応(アルバイト)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

責任者がずっといる訳じゃないからきつい！

24時間営業のコンビニですが、常に正社員やオーナーなどの責任者がいる訳ではありません。

それでも店舗を運営できているのは、他ならぬアルバイトのおかげです。

しかし、やはりここにもコンビニ店員ならではのきつい仕事が隠れていましたよ…

FUKAGAWA

コンビニってさ、ずっと責任者がいる訳じゃないよね？

N君

そうですね。時間帯によっては、バイトだけってこともありますよ。

FUKAGAWA

それってアルバイトスタッフにとっては、結構怖くない？
トラブルがあっても、頼れる人がいない訳でしょ？

N君

たしかに僕が担当している店舗でも、それがきついって声はありますね。

FUKAGAWA

やっぱり？
責任者がいない時は、どう対処すればいいの？

N君

どう対処すればいいというか、頑張って乗り切るしかないですね(笑)。

FUKAGAWA

そんなアバウトな(笑)！

N君

もちろん、最終手段はありますよ(笑)！
どうしても手に負えない時は、オーナーかSVに電話してもらってます。

FUKAGAWA

最終手段があるとはいえ、コンビニ店員もきつい仕事だな～。

店長やオーナーだって人間です(笑)。

24時間営業のお店に、ずっと張り付いている訳にもいきません。

でもやっぱり、責任者がいない環境で働くのってきついと思います。

お客さんからすれば、オーナーだろうが新人スタッフだろうが関係ありませんからね(汗)。

コンビニ店員はコレがきつい 4.オーナーとの相性(アルバイト)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

オーナーがいい人かどうかは運次第だからきつい！

人間関係の悩みは、どんな仕事だろうがつきものです。

特にコンビニにおいては、直属の上司的な存在であるオーナーと働く時間が長いため、相性はとても重要！

FUKAGAWA

実はこの前、仕事の取材でコンビニのオーナーさんとお会いしてきたんだ。
物腰が柔らかくて、優しそうな人だったな～。

N君

先輩、オーナーって皆がみんな優しい訳じゃないですからね(笑)。

FUKAGAWA

つまり厳しいオーナーもいるってこと？

N君

そういうことです！
オーナーのせいでコンビニ店員がきつい思いをすることだってありますからね。

FUKAGAWA

オーナーのせいできつい思いか…。
例えばどんなきつい思いをするの？

N君

先輩もそうだったように、『コンビニ＝楽なバイト』って考えて応募してくる人って多いんですよ。
だけど働き始めてみて、オーナーがめちゃめちゃ厳しいと…

FUKAGAWA

イメージとのギャップにやられちゃうって訳だ？

N君

正解です！
こればっかりは運次第なので、何ともならないんですけどねぇ。

「レジに立って～」「たまに商品並べて～」「適当に接客して～」

簡単、楽そうというイメージで始めたのに、「これをやりなさい！」「あれはどうなっているの！？」なんて厳しいオーナーだったら、確かにきついですよね。

ここでN君が教えてくれた、厳しいオーナーを見つけるコツを紹介します！

厳しいオーナーの見分け方

コンビニの場合、店長＝オーナーというケースがほとんどなんだとか。

そしてバイトの面接を行うのも、店長という場合がほとんど。

つまり、面接のときに「なんか厳しそうな人」と感じたら要注意ということです！

コンビニ店員はコレがきつい 5.人気店での勤務(アルバイト)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

身動きできないほど混雑するお店がきつい！

あなたの家の近くにもありませんか？

「あのコンビニいつも人がいっぱいで混んでるな～」ってコンビニ。

繁盛している＝コンビニ店員にとってはきつい職場であることをお忘れなく！

FUKAGAWA

コンビニってさ、立地さえよかったら儲かるよな～。

N君

どうしてそう思うんですか？

FUKAGAWA

先月テーマパークに行ってきたんだけどさ、入場ゲート手前にあるコンビニの込み具合がやばくて！
レジ待ちのお客さんだけでお店の中はいっぱいで、商品なんて見てられなかったもん。

N君

たしかに、あるあるですね～(笑)。
でもそれ、社員やオーナーにはありがたい話ですが、アルバイトにとっては…ね(笑)。

FUKAGAWA

そのコンビニの店員さんは、めちゃめちゃきつそうだった！！
同じ地域なら時給もほぼ同じで、他のコンビニだってあるだろうに(笑)。

N君

暇なお店も、それはそれできついでしょうけどね(笑)。

テーマパークの周辺に限らず、主要道路沿いにあるコンビニなど、立地が良くて人気店となるケースはよくあります。

「忙しすぎる方がいい！」という方は問題ないでしょうが、そうじゃなければ要注意です。

コンビニ店員はコレがきつい 6.人手不足(正社員)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

不足人員を自分で補うからきつい！

仕事や正社員・アルバイトに関係なく、人手が少ない時ってかなりきついですよね。

休む間もなく働き続ける！みたいな(笑)。

でも“休む間がない”というレベルならまだ大丈夫。

だってコンビニの世界には、“寝る間もなく”働いている人がいるんですから！

FUKAGAWA

コンビニのオーナーさんってさ、いつもはどこにいるの？
ずっとお店にいる訳じゃないよね？

N君

シフトがうまく回っているコンビニなら、普通の仕事と同じように休日を過ごされてますよ。

FUKAGAWA

ちょい待ち！シフトがうまく回っているコンビニなら？
じゃあ、うまく回っていないコンビニだとどうなるのよ？

N君

その場合は、オーナーが自らシフトに入るしかありません(笑)。
だから人手不足のオーナーは、皆さんきついと口を揃えておっしゃいますね。

FUKAGAWA

ちなみに興味本位で聞くんだけどさ。
オーナーさんで、最長どれくらいシフトに入ることもあるの？

N君

僕が知っている限りでは、24時間入りっぱなしって人もいましたね(汗)。
「これじゃ俺が24時間営業になっちまうよ」って自虐ネタをかましてました(笑)。

FUKAGAWA

「俺が24時間営業」は闇が深い(笑)！
人手が足りていないなら仕方ないのかな。

N君

でも、オーナー自ら望んでシフトに入ることもありますよ。
特に深夜帯なんかはよくありますね。

FUKAGAWA

望んで？しかも深夜帯！？
なんでわざわざ大変な時間を選ぶんだろう？

N君

一番は人件費の削減ですね。
深夜割増でしたっけ？
ここは先輩の方が詳しいと思います(笑)。

FUKAGAWA

夜間は人件費が高くなるから、それを自分でまかなって支出を抑えてるってことか！
しかし何というか、捨て身の方法にも思えちゃうね…。

N君によると、コンビニの正社員＝オーナーというケースが多いということで、オーナー目線の話を聞いてきました。

企業の経営が立ち行かなくなると、真っ先に始まるのがリストラです。

人件費とは、それほどまでに経営を圧迫しているもの。

人手が足りないのも問題ですが、そもそも自分を犠牲にするのはきつい仕事と言えますよね。

コンビニ店員はコレがきつい 7.売上(正社員)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

売上がなければ経営も成り立たないからきつい！

当たり前と言えば、当たり前のことですよね。

ところがここでも、コンビニ店員ならではのきつい仕事が待ち受けています。

FUKAGAWA

さっき人気店の話が出たけど、今度はその反対を聞かせてよ。
いつ見てもお客さんが少ないコンビニってあるよね？
あれは本部やSVとしてはどうなの？

N君

もちろん、僕らとしてもサポートをしていますよ！
なんとか売上が出るように、いろんな提案をしていく感じですね。

FUKAGAWA

サポートねぇ。例えばどんな？

N君

例えば、貸借対照表や損益計算書を用いて原因を探ったりしますよ！

FUKAGAWA

貸借対照表？損益計算書？
オーナーとは言え、いち社員に過ぎない訳だよね。
そんな話を理解できる人っているの？

N君

そこなんですよ(笑)。
先輩が言うように、貸借対照表や損益計算書が分からない方もいらっしゃいます。
そうなると、理解できないオーナーさんとしてはきついでしょうね。

FUKAGAWA

分からない人のために、別の提案方法はあったりするの？

N君

ありますけど、具体的な数字を見た方が話が早いんですよね(笑)。
最低でも簿記3級程度の知識はあった方がいいと思います。

FUKAGAWA

簿記3級程度かぁ。
コンビニ店員も勉強がでいないときついんだねぇ…。

売上が出なければ、SVは全力でサポートしてくれます。

その中の手段として、N君のように具体的な数字やデータを用意してくれるSVもいるようです。

しかし、その数字やデータの見方が理解できなければ意味がありません。

「せっかく提案してくれているけど、内容が分からなくてきつい」となってしまうと思います。

コンビニ店員はコレがきつい 8.スタッフ教育(正社員)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

アルバイトが言うことを聞かないときつい！

“オーナーとの相性が悪いとアルバイトはきつい”とお伝えしましたが、オーナー側にも悩みはあるんです。

N君が実際にSVとして、オーナーから受けた悩み相談を教えてくれましたよ！

FUKAGAWA

オーナーさんから悩み相談とかってないの？

N君

そりゃもちろんありますよ(笑)。
最近だと、「バイトが言うこと聞かない！」とかありましたね。

FUKAGAWA

バイトが言うことを聞かない(笑)？
そんなことありえるか？

N君

珍しい話じゃないんですよコレ(笑)。
楽そうなイメージとのギャップのせいで起こっているような気がしています。

FUKAGAWA

「楽だと思ったのにオーナーうるせぇな！」みたいな(笑)？

N君

そういうことです(笑)。
とんだ勘違いなんですけどね。
そこから反発心が生まれちゃうんだと思います。

FUKAGAWA

普通の会社と違って、コンビニのオーナーはきついねぇ(涙)。
俺の会社で俺が上司の言うこと聞かなかったら、絶対ヤバイよ(笑)。

オーナーは正社員ですから、仕事に対する意識は高くある方がほとんどです。

しかし、アルバイトとなるとそうではないケースもあるでしょう。

このギャップによって、両者の溝が深くなるんだと思います。

まさか社会人になってから、子供のケンカみたいな対応をされるなんてきついですよねぇ(涙)。

コンビニ店員はコレがきつい 9.在庫リスク(正社員)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

売れ残れば損するのは自分だからきつい！

小売店であれば、在庫を抱えることによるリスクとは常に隣り合わせですよね。

しかし、コンビニとなるとチェーン店にはない悩みも抱えがちなんです！

FUKAGAWA

売れないコンビニには、仕入れの提案をしたりするの？

N君

もちろん！SVとしては売上を出してもらうことが仕事ですからね。
ただし、一筋縄ではいかないことも多いですが(笑)。

FUKAGAWA

お店のためを思って提案しているんでしょ？
なんで一筋縄ではいかないことがあるの？

N君

僕らの提案でリスクを負うのって、基本的にオーナーさんなんですよ。

FUKAGAWA

あ～、在庫を抱えちゃったらどうするんだ的な？

N君

そういうことです！
「売れ残ってもほとんど保証してくれないからきついんだよね」ってよく言われます(汗)。

FUKAGAWA

確かにリスクを自分が負うのはきついな～。

SVの提案はお店のことを思ってな訳ですが、リスクを負う側からすると簡単にOKは出せませんよね。

「でも売上を作らないときついのは自分だし」というジレンマもあるのかもしれません。

コンビニ店員はコレがきつい 10.折衝業務(SV)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

オーナーとのせめぎ合いがきつい！

さて、ここからはN君の現職であるスーパーバイザー(SV)のきつい仕事について聞いていきましょう。

まずはオーナーさんとの折衝業務。

N君の口から真っ先に出てきたきつい仕事です。

FUKAGAWA

じゃあここからはNの現職、SVについて聞いていくね！

N君

やっとですか(笑)。
とりあえず最初に、折衝業務がきついって書いといて下さい。

FUKAGAWA

おっ、自分から語るとはよっぽどきついんだね～(笑)。
折衝業務は何がどんな風にきついのさ？

N君

仕入れの話はオーナーさんのきつい仕事で触れましたよね。
あれ、提案する側のSVとしてもきついんですよ(笑)。

FUKAGAWA

でもさっきの話によると、SVはリスクを負わないはずだよね？
何がきついの？

N君

そもそも提案先が、売上のあがっていないコンビニです。
なのに「もっと商品を仕入れて」なんて、言いにくさしかないですよ(笑)。

FUKAGAWA

なるほど、そりゃそうだ！
そこで折衝業務が生まれるってことね？

N君

はい。
何とか納得してもらえるように、いろんな提案方法を考えるのは大変なんですから！

FUKAGAWA

そんなに気を使ったりして大変なら、無理して提案しなくてもいいじゃん！

N君

僕だってそうしたいですけど、そういう訳にはいかないんです。
担当する店舗の売上は、自分の給料にだって関係してきますからね！

なんとしても売上を作りたいSVと、余計なリスクは負いたくないオーナー。

両者の間に溝ができることは、ある意味当たり前なのかもしれませんね。

営業じゃないのに折衝業務があるなんて、SVもきつい仕事と言えそうです。

コンビニ店員はコレがきつい 11.クレーム対応(SV)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

クレームは全部対応するからきつい！

今はどんな業界であっても、クレームの対応に追われることが珍しいことではなくなりました。

とりわけコンビニのSVとなると、よりきつい仕事となってしまうようです！

FUKAGAWA

SVってコンビニ店員の中では、一番きつくなさそうに見えるな。

N君

な、何を！？
どうしてそんな風に思うんですかッ(怒)？

FUKAGAWA

だって正直さ、裏で指示を出したりするだけじゃん？
なんか一番リスクを負ってないな～って思って(笑)。

N君

それは先輩が見えてないだけで、SVだってめちゃめちゃきついですよ！

FUKAGAWA

じゃあ、例えばどんなことがあんのよ？

N君

例えばですけど、クレーム対応なんてまさにそうですよね。

FUKAGAWA

SVって接客しないよね？なのにクレーム対応するの？

N君

しますよ！
しかも商品クレームと、接客クレームの両方をです(涙)！

FUKAGAWA

そうか！確かにそれはきつい！
どっちも自分に非がある訳じゃないしな！

N君

仕事だと思って割り切ってますが、実際は「なんで俺が！」って思っちゃいますよね(笑)。

一見するとお客さんとの接点がなさそうなSVですが、クレーム対応という一番関わりたくない場面で登場しなければいけないようです。

N君が経験したクレーム

きっかけは些細なことだったそうで、N君はお客さんに謝罪し名刺を渡したそうです。

するとそれから2ヶ月に渡って、朝は7時頃、夜は23時頃など、時間に関係なく電話がかかってくるようになってしまったんだとか！

休日や仕事が終わった後まで対応しなきゃいけないなんて、SVはきつすぎる仕事です。

コンビニ店員はコレがきつい 12.長距離運転(SV)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

担当エリアが郊外だときつい！

N君の場合、常時8～10店舗を担当していたそうですが、ここにもきつい仕事が！

FUKAGAWA

担当する店舗って、定期的に巡回するの？

N君

もちろん、週に1回は訪問して面談的なことをしますね。

FUKAGAWA

週1回かぁ。
それってきついの？

N君

回数や面談そのものは、きつい仕事じゃありません。
問題は移動ですね(笑)。

FUKAGAWA

移動？担当店舗の数が多いと大変とかって話？

N君

違うんです。きついのは移動距離ですね。
都心部エリアなら店舗が集中してるからいいんですけど…。

FUKAGAWA

郊外エリアだと店舗間の距離が遠い！
だから移動がきついってことだ！

N君

そういうことです！
僕は担当したことないですが、郊外の担当者は大変そうでしたよ(笑)。

これは各店舗を巡回するSVならではのきつい仕事かもしれませんね！

特に郊外エリアを担当するとなったら、覚悟はしておいた方がよさそうです(笑)。

そもそも運転が苦手という方は、運転に慣れるところからのスタートとなりそう(汗)。

コンビニ店員はコレがきつい 13.催事開催(SV)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

季節のイベントはノルマもあってきつい！

恵方巻やクリスマスケーキなど、コンビニではイベントごとの商品を販売しています。

こうした催事の開催は、SVの悩みの種となっているみたいですよ！

FUKAGAWA

そういえばコンビニって、恵方巻のフードロスが毎年ニュースなるよね。
あれってどうにかならないの？

N君

僕だって、いち人間としては何とかしたいですよ(涙)。
でも、SVとしてはそういう訳にもいかないんです！

FUKAGAWA

っていうとやっぱりあれかい？
ノルマがあるとかって話だろ？

N君

そうです！やっぱり商売をしている訳ですからね。
売上を作らないことには、僕たちだって生活していけないんですよ(涙)。

FUKAGAWA

重い重い(笑)。
ノルマノルマって、SVって営業みたいだな。

N君

確かにそうかもしれませんねぇ(笑)。
でもきついのは、ノルマだけじゃありませんよ。

FUKAGAWA

ノルマ以外にもあるのかよ(笑)！
教えて教えて！

N君

例えば分かりやすいのはクリスマスですかね。
あのシーズンになると、コンビニの店内も装飾されてるのは知ってますよね？

FUKAGAWA

あ～、毎年キレイに飾ってあるよね！
つまりの装飾のアイデアも出してるってこと？

N君

半分正解です(笑)！
アイデアを出すだけじゃなくて、一緒に飾り付けることもあるんですよ。

FUKAGAWA

SVって名前だけ聞くと偉そうだけど、案外そういうこともしてるんだな(笑)。

SVになったからといって、現場を離れられる訳ではないようです。

むしろその逆で、店舗をより良くするために考えることが増えるでしょう。

コンビニ店員はコレがきつい 14.自腹(SV)

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

売れ残りは自腹買取もあるからきつい！

先ほど触れた催事に関連して、こんなきつい仕事もあるようです！

FUKAGAWA

さっきのクリスマスイベントの話の続きだけどさ。
あの時のケーキとかチキンって、実際ちゃんと全部売れるの？

N君

売れないことだってありますよ(涙)。
これがきついんですよね～…。

FUKAGAWA

でもリスクを負うのはオーナーさんって話だったろ？

N君

ここだけは例外だったりするんですよ。
売れ残った商品は、自分で買い取ったりすることもあります。

FUKAGAWA

そのテンションってことはNも…

N君

買いましたよ、恵方巻。
配りましたよ、家族に。

FUKAGAWA

自腹って営業の世界だけの話だと思ってたけど違うんだな。

「フードロスがニュースになるくらいなんだからやめたらいいのに…」

なんて僕も思っちゃいますが、そういいう訳にはいかないんですね。

ここでのリスクは自腹によって痛み分けということでした。

コンビニ店員はコレがきつい　＜まとめ＞

現役コンビニスタッフが教えるきつい仕事

イメージだけで始めると挫折しそうなくらいきつい！

今回のN君への取材を通じて、コンビニ店員のきつい仕事内容が明らかになりました。

取材前は「簡単で楽そうだな～」と思っていた僕も、今は180度考え方が変わっています。

コンビニ店員の仕事はきつい！！！

アルバイトでも正社員でも、これからコンビニ店員になろうと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にして下さいね。

現役コンビニスタッフの声をお届けしたので、きっとお役に立つと思います。

FUKAGAWA

最後になるけど、今回は取材に協力してくれてありがとう！

N君

とんでもないです！
そんなことよりも先輩、もうすぐ催事の季節なので…(笑)

FUKAGAWA

やめろよ(笑)！
あの話聞いた後で断りにくいだろ！？
でもお礼ってことで注文させてもらうね！

N君

お買い上げありがとうございます！

すっかりSVの仕事が板についている、後輩N君でした(笑)！

この記事を書いた人

FUKAGAWA

【名前】フカガワマサミ【職業】求人広告制作【所属】株式会社人財企画(リクルートトップパートナー) 【入社】2013年【役職】制作課リーダー【実績】リクルート主催の求人広告クリエイティブコンテストで全国1位、東海1位を多数受賞。タウンワークやはたらいく、リクナビＮＥＸＴ、リクナビ新卒などのリクルート媒体やIndeedを用いて、採用難案件を採用成功に導く求人業界の生きる伝説。