介護・福祉で働く職種を徹底解剖します!!

<この記事で解決できること>
  • 介護職に興味はあるけどよく分からない
  • 介護福祉士と社会福祉士の違いってなに?
  • どんな職種の人たちが働いているの?

少子高齢化と言えば、もう耳にタコができるくらい聞かされてきましたよね。

僕も学生の頃からずーっと耳にしている気がします。

決していいことではないのでしょうが、高齢者が増加するからこそ生まれる需要だってあるんです。

それが今回ご紹介する、介護・福祉に従事する人々。

一見すると身近な存在でありながら、詳しいことは知らない人も多いのではないでしょうか。

本記事では求人のプロである僕が、介護・福祉業界で活躍する職種にスポットライトを当てていきます。

 

「挑戦してみたいけどどんな職種があるのかな?」

「似たような名前の仕事が多くてよく分からない!」

 

そんな皆さんのお悩みを、しっかり解決へと導いてみせましょう!

1番ポピュラーな存在と言えば『ホームヘルパー』

1番ポピュラーな存在と言えば『ホームヘルパー』

ホームヘルパーになるには
指定機関での研修を修了すればOK!

ホームヘルパーって横文字では分かりにくいので、日本語で書くと“訪問介護員”となります。

文字通りですが、訪問系の介護サービスに従事する人のことをこう呼んでいる訳ですね。

介護という言葉を聞いて、一番に思いつくのがこの仕事という方がほとんどでしょう。

送迎シーンは街を歩いていてもよく目にしますし、ご家族でデイサービスなどを利用されている方もいるのでは?

 

仕事内容も比較的イメージしやすいかと思います。

身体介護や生活援助はもちろん、家族の相談にのったり、助言をすることもあるみたいです。

 

ではそんなホームヘルパーという職種、どうすればなれるのでしょうか?

答えは“各都道府県における指定機関での研修を修了する”です。

一口に研修といっても、グレードも様々。

それぞれステージを追うごとに挑戦できるようになっています。

働いていく中でもっと詳しくなりたいと思うようになったら、ぜひ挑戦してみましょう。

ちなみに当たり前ですが、上級の研修を修了すればするほど、その後のキャリアアップでは有利に働きますよ!

 

ここで一つ注意しておきたいのが、ホームヘルパーの仕事は経験と知識だけでは務まらないということです。

利用者さんの個性や場面に合わせ、思いやりを持った対応が必要とされます。

他にも相手のことを理解する力や、状況を冷静に分析し対応する能力があれば、早い段階から活躍できるはずです。

国家資格を持つ介護のプロ『ケアマネージャー』

国家資格を持つ介護のプロ『ケアマネージャー』

ケアマネージャーになるには
まずは5年以上の実務が必要!

もしあなたが今、ケアマネージャーになりたい!と思いながら本記事を読んでいるとしたら、経験者でない限り一度諦めるしかありません。

 

というのもケアマネージャーになるには、資格だけを取得すればいいという訳ではありません。

実は資格取得に挑戦するには、5年以上の実務経験が必要なんです。

だからケアマネージャーを志す方はまず、実務経験を積むところから始めましょう。

 

そんなハードル高めのケアマネージャーは、一体どんな仕事をしているのでしょうか。

  • 利用者さんのケアプラン作成
  • サービス事業者との連絡調整

これらが主な仕事となります。

どちらも経験がなければスムーズには進められないので、実務5年の条件も納得ですね。

 

また介護・福祉業界は、他の職種に比べて歴史が浅く、慢性的な人手不足が叫ばれている世界でもあります。

そのためかケアマネージャーは、看護師などの医療関係出身者が多いようです。

施設の司令塔的な役割を担う職種でやりがいも十分にありますから、ぜひ志してみてはいかがでしょうか。

幅広い職場で必要とされている『介護福祉士』

幅広い職場で必要とされている『介護福祉士』

介護福祉士になるには
高卒なら養成施設で2年!福祉系の大卒なら認定機関で1年!

介護を必要としている人に対して、身体介護や指導を行っているのが介護福祉士です。

専門的な知識や技術が必要とされ、在宅介護から施設に至るまで、様々な場所で必要とされている職種です。

 

では、そんな介護福祉士になるにはどうしたらいいのか?

こちらは高卒と大卒でルートが異なります。

 

まずは高卒のパターン。

介護福祉士の養成施設があるので、そこで必要とされる専門的な知識や技術を学んでいきます。

期間はみっちり2年間!

これを乗り越えた後に国家試験をパスすれば、はれて介護福祉士デビューにこぎつけられます。

 

続いて大卒(福祉系)パターンです。

こちらは認定機関があるので、そちらで具体的なことを学んでいきます。

期間は1年と、高卒の半分でOK

あとは同じように国家試験をパスして、介護福祉士の第一歩を踏み出すことになります。

 

そんな介護福祉士とよく似た名前の職種に、社会福祉士というものがあります。

お次はこの社会福祉士について、ご説明していきましょう。

的確なアドバイスで介護の負担を軽減『社会福祉士』

的確なアドバイスで介護の負担を軽減『社会福祉士』

社会福祉士になるには
合格率20~30%の国家試験を突破する必要あり!

介護福祉士とよく似ているとお伝えした社会福祉士。

両者の最大の違いは、身体介護を行うかどうかです。

介護福祉士は言うなれば身体介護のプロ

一方で社会福祉士はと言うと、アドバイスのプロと言ったところ。

つまり社会福祉士は身体介護は行わず、介護を必要としている人や家族に対して相談やアドバイス、指導などを行う専門の人ということです。

 

そんな社会福祉士として働くには、国家試験に合格する必要があります。

受験資格のハードルは高く、福祉系の大学を卒業するか、実務経験がある人のみに限られます。

さらに合格率は20~30%とかなりの難関資格となっています。

よって社会福祉士という職種では、常に慢性的な人手不足に陥っているようです。

裏を返せば国家試験に合格すれば、介護・福祉業界ではとても重宝されるはず。

受験資格を有している方は、挑戦しない手はないでしょう。

介護・福祉業界はこれからがアツイ!

介護・福祉業界はこれからがアツイ!

介護・福祉業界で働く職種についてはご理解頂けたでしょうか。

ホームヘルパーなど比較的スタートしやすいものもあれば、社会福祉士のように狭き門となっているものまで様々です。

全ての職種について共通しているのは、人手不足だということ。

業界としては、まだまだ質も量も足りていないと言われているんです。

 

少子高齢化は、これから先もっと進んでいきます。

そんなとき介護・福祉業界は、必ず重要なポジションを担う職種となっているでしょう。

おじいちゃんやおばあちゃんを支えることが、日本を支えることに繋がっているといっても過言ではありませんよ!

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