どーも!FUKAGAWAです!

僕は会社で内勤のリーダー職を任されており、30名ほどの営業アシスタントをマネジメントしている立場ですので、現場の悩みの相談をよく受けます。なので、きついポイントはある程度理解しているつもりです。今回は実際の現場の声をもとに営業アシスタントのきついポイントを詳しく解説していきますね!

 

この記事を読んで分かること

  • 営業アシスタントの現場の悲鳴を知れる
  • 自分に向いているか向いていないかが分かる
  • どんなスキルがあれば活躍できるかの参考になる
  • 他では教えてくれないリアルな情報を得られる

 

こんなところでしょうか。

尚、営業アシスタントの仕事は向いている、向いていないがハッキリと分かれる仕事です。今回ご紹介するきついポイントをご覧になっていただき、一つでも「つらそう…」と感じる方は恐らく長く続きません。ぜひ、参考にして頂けたらと思います。

と、その前に、まずは営業アシスタントの仕事を簡単に説明しておきます。

 

営業アシスタントの仕事内容

営業アシスタントの仕事内容

営業アシスタントは文字通り、営業のアシスタント業務です。足で仕事をする営業の、「足」を必要としない業務を主に担当します。そのため、事務業務が中心になりますね。会社によっては電話での営業を行うケースもあります。ですから営業アシスタントは「営業事務」と言われることもあります。では、具体的な業務を箇条書きで解説していきます。

 

  • 見積書作成
  • 請求書作成
  • 提案書作成
  • 電話応対
  • メール対応
  • 営業から要望される雑務
  • 資料作成
  • 社内の係業務
  • 書類整理
  • FAX対応
  • その他雑務

 

基本的にはこのような業務となります。尚、うちの会社の場合はリクルートの求人広告を販売している会社なので、求人広告の原稿作成が中心となっています。

さて、前置きが長くなりましたが、このような業務の中で一体どこがきついのか…。じっくりと紹介していきます。

 

【きついポイント1】営業と合わない

【きついポイント1】営業と合わない

実は営業アシスタントの退職理由で一番多いのは、「担当営業と合わないこと」です。

会社の規模にもよりますが、一人の営業をサポートすることもあれば、複数の営業をサポートすることもあるのが営業アシスタント。どちらにせよ、営業とのやり取りが中心になる業務ですから、単純な話、営業との相性次第できつい・きつくないと分かれます。

例えば…

【営業Aさん】とても優しくていつもフォローしてくれる。

【営業Bさん】めちゃくちゃタイプで会話するだけで幸せ。

【営業Cさん】なんの気遣いもなく、パワハラのように業務命令をしてくる

 

営業C
おい!この書類今日中に作っとけよ!

営業C
あ、もちろん俺が確認してOK出すまでは帰んなよ!
これは極端な例かもしれませんが、営業Cさんを担当することになったら精神的に追い詰められる可能性大です。そもそも営業アシスタントの仕事って、「人にありがとう」というやりがいのある仕事なのに、感謝もされず、「これやっとけよ!」といったような命令口調で指示され続けると、すぐに仕事を辞めたくなってしまうことでしょう。ですが、どんな人ともうまくコミュニケーションを取れる人や、営業Cさんのような人でもガンガン立ち向かっていける人であれば大丈夫かもしれませんw

【きついポイント2】ミスが必ず発生する仕事

【きついポイント2】ミスが必ず発生する仕事

営業アシスタントは見積書や請求書など、重要な書類を作成します。多いと一日に何十枚もの書類を作ることでしょう。となると、最初は慎重に書類を作成していくものの、いつしか作業になっていきます。そうなるとどうなるか…。

人がデータ入力をしているわけなので、必ずといっていいほど入力ミスや金額間違いなどの重大なミスが発生します。ちなみにうちの会社でミスをしたことがない人は誰ひとりいないかなと。僕自身もミスはします。営業アシスタントは取引に関わる重要な書類を作成する事が多いので、ミスを恐れて精神的に参ってしまう人が多いです。夜眠れなく人もいるほどです。

なのでプレッシャーに弱い人や、人よりも多くミスをしてしまうタイプの人には向いていないかもしれません。

更に、ミスをするとミス報告書を作成して、上司に報告し、ミス対策を考えなければならない会社が多いため、ここでもメンタルやられますw

僕も何回ミス報告書を作成したことか…w

ということで、営業アシスタントをやる以上、ミスは絶対に起こしてしまうという覚悟は持っておいてくださいね。

 

【きついポイント3】昇給額が低い

【きついポイント3】昇給額が低い

これは事務職全般に言えることですが、営業アシスタントは各職種ごとの給与相場に比べると低いです。平均年収は約303万円。月給に換算すると25万円ですね。なぜこれだけ安いかというと、言い方が悪いですが「いくらでも替えがきく」からです。基本的には未経験でも会社のルールや仕事の手順を覚えてしまえば誰でもある程度はできる仕事です。要するに、特別なスキルや資格、免許がいらない仕事だからなんですね。

一方で営業アシスタントがサポートしていく営業(一般企業)の平均年収は405万円ほど。年収で100万円近くの差があります。

 

「同じ会社なのに給料の差が激しい!」

 

と嘆く人は多いですが、人は身近の人と比べたがる生き物なので、売れていない営業を見ていると「なんでコイツより給料が少ないんだ…」と思えてくる訳です。ですが本来はそもそも職種が違うので、ここと比べるのはおかしいんですけどねw

多くの会社は、どんなに良い仕事をしても営業アシスタントの昇給額には限界がある…

そんなイメージを持っていただければと思います。

 

【きついポイント4】突発業務が多い

 【きついポイント4】突発業務が多い

一般事務と違って、営業アシスタントは営業から仕事を貰うという特性があります。そのため、営業がお客様に「なるべく早く見積書を送って!」と言われたら、当然営業アシスタントにも「ごめん!急ぎで見積書を作ってほしい」と依頼してくる訳です。例えそれが定時の10分前だとしても…。

うちの会社でもよくあることです。

しかもこういったケースは結構あります。まあ営業によりますけどねw

なので「今日は19:00から飲み会だーー!」と予定を組んでいても、定時間際で営業の「見積書お願い!」という悪魔の囁きでプライベートの予定が狂うこともしばしば…。

こういったケースに対してどういった受け取り方をするかは人それぞれで、「もぅ…しょうがないなぁ。なんとかしてあげよう!」という人もいれば、「まじうぜぇ!空気読めよなコイツ…」と思う人もいる訳です。

当然、後者に該当する方はこの仕事に向いていないと言えるでしょう。

 

【きついポイント5】いつか飽きがくる

【きついポイント5】いつか飽きがくる

営業や顧客によって多少の業務内容が変わってくるものの、基本業務は変わらないのでいつか飽きがきます。仕事で飽きが来ると苦痛の要素が増えます。例えば時間が過ぎるのが遅く感じるようになるだとか、新しい業務にめんどくさいと感じるようになったり、自分の成長を感じられなくなったり…。

まあ、これに関してはどの仕事にも言える事でしょうが、営業アシスタントは基本的にPCとにらめっこが多いデータ入力業務が多いので、飽きは比較的早い方と言えるでしょう。そう考えると飽き性の人は向いていない仕事と言えます。逆に決められた事をコツコツするだけの仕事が好きな人に関してはピッタリかもしれません。

 

【きついポイント6】パシリの仕事

【きついポイント6】パシリの仕事

営業アシスタントの仕事は、言ってみれば営業のパシリが仕事です。例えば以下のようなシーン。

営業
俺の代わりにお客様にメール送っといてくんない?

営業
ごめん!見積りを更に追加で3つ作って~

営業
コピー機にFAX届いてるはずだから取ってきて~
こんな感じです。
人に命令されるのが嫌いな方は確実に向いていない仕事と言えるでしょう。逆に、人のために頑張れる方であれば合っている仕事と言えます。パシリのような仕事ではありますが、営業の要望に応えることができたら毎回「ありがとう!」という言葉を貰えるので、承認欲求高めの方はやりがいを感じる事ができると思いますよ。中には「ありがとう」の無い営業もいますが、そんな人はごくまれですw
また、パシリと言っていますが、営業の要望を先読みして動ける人はかなり評価が上がっていきます。実はここが大きなポイントで、これができる人は営業から頼られる存在になります。営業の忘れていることに対して「そういえば納期がもうすぐですけど大丈夫ですか?」とか「見積の依頼忘れてませんか?しっかりしてください!!」といった保護者のような仕事ぶりをしていると、いつしか営業がどんどん頼ってくるようになります。このような関係性が作れているのが営業アシスタントの理想形ですね。
余談になりますが、そんな関係性から恋愛に発展するケースも多いですw

【きついポイント7】責任を押し付けられる

【きついポイント7】責任を押し付けられる

営業アシスタントの仕事でミスなどが起きた場合、お客様に対して責任を取るのは基本営業です。営業アシスタントは営業が担当している顧客に対しての庶務業務を代わりに行っている訳ですから…。

それなのにミスをした際、営業がお客様に対して「すみません。ウチの者が誤った請求書を送ってしまいまして…」と、責任転換する営業もいます。さらには「お客様にちゃんと謝っとけよ!」と謝罪を押し付けてくるケースもあります。もちろん、ミスをした以上、営業アシスタントも謝罪をすべきですが、「全て営業アシスタントの責任だ!」と勘違いしている営業も中にはいます。営業は自分で最終確認の徹底をしておけばミスは発生しないのに…。

これがプレッシャーとなり、心を病んでしまう人もいます。

逆に、「何で私が謝罪しなきゃいけないんですか!?あなたちゃんと最終確認したんですか!?」と戦う営業アシスタントもいますw

そう考えるとホント営業との相性は重要です。

 

【きついポイント8】営業電話

【きついポイント8】営業電話

営業アシスタントが営業電話をするかは勤める会社によって変わってきます。基本下記のパターンのいずれかでしょう。

    1. 営業電話は元々業務内容のひとつ
    2. 営業電話は一切しない
    3. 習熟度に応じてゆくゆく営業電話が発生
    4. 業務量に応じて営業電話が発生
    5. 売上に応じて営業電話が発生

     

    会社によってはノルマが課せられたりもしますので、営業電話をする会社なのかは把握しておくべきです。うちの会社は基本営業アシスタントが営業電話を掛けることはありませんし、させていません。ちなみにもし僕が「明日から営業電話をかけてもらう」と営業アシスタントに指示を出した場合、ストライキが起きるかもしれませんw

    それほど営業電話はストレスになるという訳です。

    そりゃあガチャ切りされたり、ブチギレされたりする事もある訳ですからね…。営業志望じゃないのに「営業しろ」と言われたら納得できない人が多いのは普通のことです。

    もし、営業電話はしたくない!という方は面接時にしっかり確認しておくことをおすすめします。

     

    【きついポイント9】セクハラ

    【きついポイント9】セクハラ

    一般的な営業職の男女比率は、男性が約83%(※)。

    対して営業アシスタントの女性割合は85%と言われています。
    ※総務省労働力調査 2019年度より

     

    実際にウチの会社もそれくらいの割合です。なので、営業は男性、営業アシスタントは女性という組み合わせがほとんど。

    という状況の中で男女が接点を持つと、男女間特有の何かが発生するのは必然ですw

    相手を好きになったり、カップルが誕生したり、結婚したり(*^-^*)

    もちろんセクハラも!w

    営業は職業柄、肉食系が多いので仕事中に下ネタをぶち込んでくる人もいます。また、執拗に食事に誘ってきたりする事もあります。相手の事が好きだったら問題ないと思いますが、嫌いな営業だったらセクハラの何物でもありませんw

    ちなみに僕は肉食系です( `ー´)ノ

    (どーでもいいですねスイマセン)

     

    という事で恋愛などのワクワクがある反面、セクハラが発生する可能性があることも肝に銘じておきましょう!

     

    まとめ

    営業アシスタントのきついポイント9

    • 営業と合わない
    • ミスが必ず発生する仕事
    • 昇給額が低い
    • 突発業務が多い
    • いつか飽きがくる
    • パシリの仕事
    • 責任を押し付けられる
    • 営業電話
    • セクハラ

     

    いかがでしたか?

    本記事を見てなんとなく感じた方もいると思いますが、きついポイントの多くは営業との人間関係によるものです。営業アシスタントの退職理由で最も多いのは「営業と合わない」という事にも納得して頂けたんじゃないかなと思います。

    なので、営業アシスタントの仕事に興味がある方は、仕事内容というよりは、対人関係に自信があるかないかで決めるといいかと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね~!

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