突然ですがあなたにとっての低学歴って何ですか?
実は低学歴の基準って決まっていないんです。捉え方は人によって違うので、Aさんにとっては高卒が低学歴と感じる事もあれば、Bさんは中卒が低学歴と感じるケースがあります。
なので今回の記事では、中卒と高卒を低学歴という設定にして解説していこうと思います。
という事で今回のテーマはこれ。
令和で学歴社会が崩壊。今からすべきこと。
こういったテーマでお話していきます。
現在、「学歴に自信がない」「何となく高校や大学に通っている」という方はぜひ、本記事を最後までお読みください。
中卒・高卒でも億万長者になれたり、人生を幸せにする事が可能だという事が少しでもお分かり頂けるはずです。
昭和・平成は学歴社会
まず、前提のお話をしていきます。
昭和、平成は完全な学歴社会でした。良い大学に入って、良い企業に就職すれば定年まで安心・安定の人生が送れるのが一般的。
令和に入ってもまだまだそのような企業はたくさんありますが、昭和に生まれた親はそんな世界が当たり前だったので、自分の子供を良い大学に行かせて、良い会社に行かせようとする訳ですね。
でも、この『当たり前』って今、本当に正しいでしょうか?
「超有名な大企業に就職したい!」という夢や「医大を出て医者になりたい!」という夢を本気で追いかけたいと思うならば全然アリですし、学歴は必ず必要になります。
でも、世の中の大半の人は中小企業に勤める事になります。そう考えた時、果たして学歴は必要なのでしょうか?
このあたりを少し深堀りしていきましょう。
学歴を気にする企業が減少している
学歴にコンプレックスを抱いている方には朗報です。
僕はリクルート求人広告の企画・制作の仕事をしているので、これまでに何人もの採用担当者とお話をさせて頂きました。
そんな中、気付いたことがあります。
『学歴を気にする企業は少ない』という事です。
僕の仕事柄、どんな応募者だったかをお客様に聞く事があるんですが、「学歴が低いからダメだね~」「学歴がなぁ~」といった理由で断っているお客様はほとんどいません。
実際に採用された方のプロフィールもお聞きしますが、その中には中卒も高卒も普通にいます。
つまり、大企業に入りたい訳じゃなければ、大学以上の学歴は今の時代、必須ではないということです。
転職が当たり前の世の中になってきていますし、時代の変化がそうさせているのです。
ですが、中卒より大卒の方が印象は良いですし、転職の幅が広がる事は間違いない事実だという事は忘れずに。
令和は学歴より個人スキルが重視される
学歴は昔ほど重要ではないという事が分かりました。
では、何が大切なのか。
それは『個人スキル』です。
一つ例を出します。
企業の採用担当の立場になって考えてみてください。グラフィックデザイナーの求人広告を出し、Web応募が2名からあったとします。
【Aさん】中卒だけど、色彩検定2級を持っている。
【Bさん】4大卒だけど、未経験。
きっとスキルを持っているAさんでしょう。
僕は役職者なので自社の面接も行ったりしていますが、欠員が出た時にAさんBさんどちらか選べと言われたら、Aさんを採用すると思います。理由ですが、グラフィックデザイナーは配色を考える仕事でもあるので、その基礎が身についているということが分かる色彩検定資格を持っていれば、未経験者に比べると圧倒的にスペックが高いことが分かります。
ぶっちゃけ大学で学んだ知識はこのデザイン業界ではほぼ使いません。※美術大学や専門学校は除く。
だから僕であればAさんを選ぶ訳です。
で、面接で会ってみてコミュニケーションスキルや意欲などをチェックしていきます。
ということで学歴はあまり重要視しませんね。他の企業の採用担当も多くは同じ考えのはずです。
で、個人スキルといっても抽象的なので、もう少しかみ砕くと以下のとおり。
●資格・免許
●長年培ってきた技術・知識・経験
しかし、令和の時代で最も重要なのはこれらではありません。
次はそちらをご説明していきます。
令和はとにかくフォロワー(ファン)を増やせ!
現代はSNS時代なので、フォロワー(支持してくれる人)を増やしましょう。
ぶっちゃけ、高校に行かずに何かスキル・知識を身に着けてSNSやユーチューブで発信しまくる、といった行動を大学卒業まで続けたら、大卒以上の人よりも生涯収入が多くなるはずです。“続けたら”ですけどね。
実際に現代は、10歳以下の子がユーチューブなどで数億円稼ぐ時代。
もはや学歴の問題ではありません。
昭和、平成は収入を得るとなると仕事や株、FX、先物取引、自分で会社を立ち上げる…といった手段しかありませんでしたが、IT技術が急速に進化した今はネットを通じて稼ぐ手段がいくらでもありますよね。
会社員も、フリーランスも、重要なのはあなたを支持してくれる人がどれくらいいるかです。
あなたを認めてくれる人が多ければ多いほど、会社員であれば社内評価が高まってお給料もUPしていきますし、フリーランスはフォロワーが多ければ多いほど仕事も多く入ってきます。
フォロワー数によってはSNSやユーチューブの広告収入で生計を立てられる事も可能です。
つまり、長年学校に通い続けるよりも、フォロワー(支持してくれる人)を早いうちに増やし続ける方が今の時代に合っているというわけです。
低学歴が希望の会社に就職する秘訣
会社員という道を選んだ際に、希望の会社に就職するためにはどうすればいいかを解説していきます。
結論から言うと…
『求人ウェブメディアで応募する』がいいでしょう。
その理由をご説明します。
企業に応募する人の多くは『数打てば当たる作戦』をとっています。色んな企業に応募して反応のあった会社だけ面接に行く訳です。
なので、ここがポイント。数打てば当たる作戦をとっている人は『量産』にパワーをかけているので、エントリーシート単体にパワーをかけていません。要するにスカスカのエントリーシートということです。
実際に企業の採用担当者と話をしていると、「ちゃんとエントリーシートを書いて応募してくる人って少ないよね。年齢と学歴、職歴くらいしか分からないよ」という事を耳にします。
結構多くのお客様からそういった声を聞きますし、求人原稿を作っている段階で志望動機項目を必須に設定すると、応募率はかなり下がるというデータも出ています。
この状態から読み取れるのは、『エントリーシートをしっかり書くのが面倒くさい』と感じる人が多いということ。
つまり、本当に就職したい会社を1社、2社ほど厳選し、エントリーシートが文字で全部埋まるほど充実させて応募すれば、企業は「この人、他の人と比べるとやる気のレベルが違う」って、感じる訳です。
前述した個人スキルをエントリーシートに敷き詰めていきましょう。
個人スキルが乏しい方は熱意をしっかりと書きましょう。
これをちゃんとやれば確実に採用確率は上がります。
ぜひ実践してみてください。