インターネットの急激な普及によって、ますます需要が高まっているのがwebエンジニアです。
あなたや僕も使用する通販サイトやHPなど、インターネットサイトを管理する人という漠然としたイメージが強かったであろうwebエンジニア。
実際、「webエンジニアって名前は知っているけど、どんなことをするのか詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。
新しい生活様式が導入されるようになった昨今、リモートワーク(在宅ワーク)に踏み切る企業が急増し、webエンジニアはより身近な仕事となりつつあります。
本記事ではそんな需要が高まりつつあるwebエンジニアの将来性について、求人のプロである僕が仕事内容と共に詳しく解説させて頂きます!
未経験だけどwebエンジニアになりたい!or興味がある!という方は、ぜひ本記事で基礎知識を身に付けていって下さいね。
本記事で解決できること
・webエンジニアとしての働き方が分かる
・なぜ今webエンジニアになるべきなのか
・どうすればwebエンジニアになれるのか
※本記事は“webエンジニアに興味がある”または、“これからwebエンジニアを志す”という未経験の方向けの内容となります。すでにwebエンジニアとして活躍中の方は、読み進めることをおすすめ致しません。
webエンジニアの将来性を求人のプロが仕事内容と共に紹介!
webエンジニアの将来性について、もっとも身近な例で考えてみましょう。
あなたor家族or知人・友人がお勤めの会社で、在宅勤務(リモート勤務)が導入されたということはありませんか?
フルではないにしても、週の3~5割程度は出社しないというケースも多いのではないでしょうか。
また別の例でいくなら、普段のお買い物に変化はありませんか?
ちょっとした日用品でも、インターネット通販で購入したことがあるのでは?
さらに、その商品の受け取り日時をスマホで変更したりしませんでしたか!?
言わずもがな、これらは新型コロナウイルスの影響によってもたらされた生活環境の変化の一部。
人と人との接触を極力抑え込むために、あらゆる仕事・サービスにおいて無人化が急速に進んでいます。
企業や自治体によっては、「コロナ終息後もリモート体制を維持したい」と考えている場合も見受けられるほど。
そして、こうしたリモート体制を導入・維持していく上で活躍しているのがwebエンジニアという訳です。
つまり、今後ますます仕事やサービスのwebコンテンツへの切り替えが予測されるため、自然とwebエンジニアの需要も高まっていくことが予測されます。
これは僕個人による勝手な予測ではなく、経済産業省によるデータでもはっきりしていることです。
もっと掘り下げて経済産業省のデータを紹介しましょう。
webエンジニアの需要(webエンジニアを必要とする企業)と供給(webエンジニア人材)のバランスは今後も大きく解消されることはなく、2030年には16.4 万人~78.7 万人ものギャップが発生するとされているんです。
2015 年試算と比較すると、2030 年時点での IT 人材の需給ギャップはやや緩和された
結果となっているが、引き続き IT 人材の需給ギャップが存在することは変わらず、IT
人材の需給ギャップの緩和に向けた取組の必要性は変わらないといえる。
今は2021年ですから、今のうちにwebエンジニアとしての職を手に付けておけば、より好条件で働ける企業への転職だって狙えるかもしれません!
何にせよ、webエンジニアの将来性はとても明るいものと言っていいでしょう。
webエンジニアの仕事内容
webエンジニアの将来性
身近なところにもwebエンジニアの仕事は活かされている
webエンジニアの仕事は、ウェブサイトやECサイトをはじめとしたWEBコンテンツで使用されるシステムの設計や開発、運用や保守です。
なんて言っても、イマイチ頭の中に入ってきませんよね(笑)。
僕たちの生活シーンの中で言うと、例えばYouTubeで動画を観るときのことを想像してみて下さい。
トップページによく観るユーチューバーの動画が表示されたり、視聴動画の下には関連動画が出てきたり、途中まで観た動画を閲覧履歴から探して続きを楽しんだり。
こんなこと、あなたもよくやっていませんか?
この何気ない僕たちの行動こそ、webエンジニアがシステムを開発・設計してくれているからこそできているんです。
またまれに不具合なども起こりますが、数分~数時間もあれば解消されますよね。
あれもwebエンジニアによる運営・保守のおかげです。
こうして聞いてみると、具体的にイメージしやすくなったのではないでしょうか。
もちろんYouTubeはほんの一例で、通販サイトや企業HPなど、あらゆるウェブ上のコンテンツにおいてwebエンジニアの仕事は活かされています。
ちなみにエンジニアとプログラマーがごちゃ混ぜになっている方がたまにいるので、簡単に両者の違いについて解説すると…
ここを選択すれば閲覧履歴を確認できる仕様(設計)にしておこうかな。
じゃあ閲覧履歴は、この設定(プログラミング)で実装しておきますね。
ものすごくザックリでしたが、こんなイメージです(笑)。
建築業界に例えるとこんな感じですかね。
- webエンジニア=家の設計図を作る人
- プログラマー=設計図を基に家を建てる人
こう覚えておけば、変にごちゃ混ぜになることもないでしょう!
これを見て「自分がやりたいのはプログラマーの方だ!」となった方は、今すぐ『プログラマー 将来性』と検索しに行って下さい(笑)。
webエンジニアに似た名前の仕事にご注意を
エンジニアという名前の付く職種、実は沢山あるんです。
それらをwebエンジニアと混同してしまうと、「失敗した!」となりかねないので要注意。
ちなみに、少しだけ例を挙げてみても…
エンジニアと名前のつく職種例
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- セールスエンジニア
と言った感じで、いっぱい出てきます。
せっかくなので、それぞれがどんな仕事なのかについて少しだけ触れておきましょう。
システムエンジニア
システムエンジニアは、コンピューターそのもののシステム設計などを行う仕事を指します。
ソフトウェアエンジニアと呼ばれることもあり、webエンジニアが使用するPCそのものを設計する人と考えるとイメージが付きやすいかもしれません。
ネットワークエンジニア
ネットワークとweb、言葉やイメージはよく似ていますがエンジニアという仕事においては大きく異なります。
ネットワークエンジニアとは、ネットワークシステムの設計・構築はもちろん、運用・保守まで行う専門職。
名前は似ていても、やっていることは全く違うんです!
セールスエンジニア
こちらは職種名の毛色が他とは異なるので、何となくイメージがつく方もいらっしゃるかもしれませんね。
セールスとは営業のこと。
つまり、エンジニアとしてのスキル・知識を活かしつつ、営業としてのお客様対応も同時に行う仕事ということです。
上記の他にもサーバーエンジニアやインフラエンジニアなど、似ているけど内容が異なる職種は沢山あります。
混同して間違った仕事選びをしてしまわないように、注意しておきましょう。
webエンジニアの年収について
webエンジニアの将来性を語る上で忘れてはいけないのが、どれくらい稼げるのか?についてでしょう。
特にこれからwebエンジニアを目指そうという方にとっては、なんだかんだで一番気になるところかもしれませんね。
まずは結論から、webエンジニアの平均年収は565万円(2020年の数値)です!
と言われても高いのか低いのか、いまひとつパッとしませんよね(笑)。
参考までに、日本の全職種における平均年収は436万円(2019年の数値)なので、約100万円も高い収入が得られていることになります!
ただし、年収565万円はあくまでも平均値。
全体の年収幅を見てみると、350〜848万円といった具合に、かなりの開きがありました。
これはあくまでも僕の推測ですが、一口にwebエンジニアと言っても業務内容は多岐に渡ります。
おそらく任される業務内容によって、賃金にバラつきがあるため収入差が生まれるのでしょう。
もちろん、より高度で専門的な内容であればあるほどに、賃金も高くなっていくはずです。
これから需要が拡大していくであろうwebエンジニア。
今のうちにスキルを磨いておいて、損をすることはなさそうですね!
webエンジニアになるには
ここまで本記事をご覧頂いて、webエンジニアへの挑戦欲がより高くなってきたあなた!
仕事内容も年収も分かったら、あと気になるのは“どうやってwebエンジニアになるのか”ですよね。
結論、
今日から僕(私)は、webエンジニアになりました!
とあなたが宣言すれば、webエンジニアの仲間入りです(笑)。
どういうことかというと、webエンジニアになるにあたって、必要となる資格はこれと言ってないということ。
でも、それじゃあ心許ない…、というか不安しかないと思います(笑)。
そこで!webエンジニアを目指す上で、おすすめの資格を簡単にまとめてみましたよ!
資格名 |
内容 |
ITパスポート |
webエンジニアに限らず、IT関連に携わる職に就く上で役立つ国家資格。 |
基本情報技術者試験 |
エンジニア入門編と呼べる基礎中の基礎となる資格。 |
HTML5プロフェッショナル認定試験
|
即戦力クラスを目指すなら持っておきたい資格。 |
Rails技術者認定試験 |
Railsというフレームワークの知識を要する実践的な資格。 |
上記はあくまでも一部を抜粋したものに過ぎません。
また、ここで念のためにお伝えしておきたいのが、これらの資格はおすすめに過ぎないということです。
もちろん資格ですから、持っているに越したことはありません。
しかし、資格や知識は業務で使えて初めて役に立ったと言えるものです。
沢山の資格を取得することにばかり集中して、実践はダメダメ…なんてことになってしまわないいよう気を付けて下さい。
この観点でいくと、“まずは経験値を積んでいく”という選択肢もアリだと思います。
「資格もスキルもないのに仕事が見つかるの?」と思うかもしれませんが、心配はいりません。
僕はこれまでに何度も『未経験からスタートOK』のwebエンジニア募集原稿を制作してきましたからね。
また実際に働いている人たちの中では、“経験しながら覚える”方が効率がいいとも言われていたりします。
↓Twitter上で実際に上がっている声
人材不足に悩まされている業界だからこそ、未経験から大切に育ててくれる企業は必ず見つかりますよ。
まとめ
webエンジニアは、今後ますます世の中から必要とされる職種となっていくはずです。
また仕事柄リモートワーク(テレワーク)にも比較的容易に適応が可能で、まさに時代にあった仕事と言えます。
ただし専門的であるがゆえに、多くのことを学び、覚える必要があることは覚悟しておいた方がいいでしょう。
「webエンジニアってどんな仕事だろう?」
「将来も安心して働けるのかな?」
本記事があなたのこうした悩みや不安を、しっかり解消できていればと願っています。
ぜひ、素敵なwebエンジニアライフを過ごして下さいね!