転職先を狙い撃ちするぞ~!!

転職を考え始めたとき、最初に考えるのが『次はどんな会社にしよう?』だと思います。

今の会社よりも給与が高いとか、休日が多いとか、残業が少ないとか…、決定要素はあげ始めればキリがありません。

でも、せっかく意中の企業を見つけたとしても、採用されるかどうかは神のみぞ知るところ。

少しでも採用される確立を上げたいと思いませんか?

『そんな方法ある訳ないじゃん()』と言われてしまいそうですが、実はあるんです!

ヒントは企業の“成長ステージ”

そこには大きく分けて、創業期・拡大期・多角期・成熟期の4つのステージがあり、それぞれのステージおいて企業が必要としている人材はガラっと変わってきます。

意中の企業はどのステージに差し掛かっているのか?あるいはどの企業なら自分にピッタリ当てはまるのか?

これを知ることで、内定がもらえる確率はグっとアップします!

本記事では4つのステージにおいて、企業はどのような人材を求めているのかについて、求人のプロである僕が徹底的にお教えしていきます。

スタートをきったばかりの『創業期』

スタートをきったばかりの『創業期』

創業期が狙い目の人材
事業内容に共感できる仲間のような人物

まずは創業期からいきましょう。

言わずもがな、まだまだスタートしたばかりの組織です。

人で例えるなら、生まれたて赤ちゃんってところですかね。

この段階にある企業は業界の中で独自の存在になるため、様々な試行錯誤を繰り返しています。

どのような商品やサービスが世の中では必要とされ受け入れられるのか、創業者はこれを一緒に探るための仲間を必要としている訳ですね。

ではどんな人が創業期の企業を狙い目にするべきかというと…

  • すでに同業界での経験を持ち即戦力になり得る人
  • 創業者の事業展開に共感しサポートできる人
  • 庶務をはじめ会社の制度づくりができる人

こんな感じですね。

 

創業期とは言え、やはりスタートダッシュをきれるに越したことはありません。

すでに業界に精通し自らの右腕として活躍してくれる存在は、喉から手が出るほど欲しい人材と言えます。

一方でまだまだメンバーも少ない中での運営ですから、志を同じくした人材も欠かせません。

少人数の段階で仲間割れをしていたら、事業は上手くたちゆきませんからね。

そして目立つポジションではないものの重要なのが、事務や経理・総務をはじめ、幅広い対応力を持っている人材です。

これは日頃から求人に触れている僕が体感していることですが、創業から間もない会社はほとんどの場合、細かいルールを定めていません。

だから求人原稿内にもよく、“細かいルールはありませんから、あなたの好きなように業務を進めて下さいね!”なんて書いたりしています。

しかし会社の成長を考えると、社内規定をはじめとしたルールづくりは、早めに整えておきたいはずです。

事務としての経験が長い方であれば、きっと即戦力として採用されますし、今までにない能動的な働き方だって可能になるかもしれませんよ!

ここからが踏ん張りどころ『拡大期』

ここからが踏ん張りどころ『拡大期』

拡大期が狙い目の人材
やる気と根性で壁をぶち壊す体育会系

創業期を乗り越えると、事業はある程度世の中に浸透してきた状態になります。

赤ちゃんから少し成長して、よちよち歩きができるくらいにはなってきました()

ここから先は、どんどん世界を広げていく段階に入っていくことに。

企業は何をするかと言うと、浸透した商品やサービスをより広めるべく事業の拡大を進めていくはずです。

しかし拡大に伴って、品質の低下があっては元も子もありません。

そうならないためにも、様々な面でシステム化や効率化を図り、必要に応じて組織化を行うこともあるでしょう。

そんな拡大期の段階にある企業をねらうべき人は…

  • バリバリの体育会系
  • 管理職やリーダーとしての経験がある人
  • 経理・人事・総務に詳しい人

以上の方々ですね。

 

拡大させていくということは、世間に自社商品やサービスの存在を知ってもらう必要があります。

待っているだけでは知ってもらうことなんてできませんから、広めてくれる存在が必要になってきます。

そこで白羽の矢が立つのが、体育会系で鍛え上げられてきた人たちです。

少し古い考え方かもしれませんが体育会系と言えばやっぱり、厳しい上下関係の中で育ち、体力的にも精神的にも強い人が多いと考えられています。

言い方を変えれば、やる気と根性のある人たちと言えるでしょう。

人は新しいものやよそから来た人を嫌ったり、受け入れにくい生き物です。

新商品や新サービスを知らない人が紹介しに来たとなれば、それなりのバリアをはってしまいます。

そのバリアをぶち壊してくれることを、体育会系の人には望んでいる訳ですね。

 

また組織が大きくなれば、オフィスが広くなったり体制が複雑化するなど、どんどん管理は難しくなっていきます。

こんなときに創業者が必要とするのが、自分に変わって社員をチーム単位でまとめてくれる管理職やリーダー的存在です。

すでに経験がある人物であれば、メンバーをまとめることにも長けているでしょうし、現場レベルのトップとして重用されるでしょう。

 

そして複雑化する組織をまとめるのは、表舞台に立つ人だけではありません。

給与計算をしたり、各種書類の作成・手続きをしたりと、社内における様々な雑務をこなしてくれる存在は必要不可欠です。

商品・サービスが定着しつつあるとは言え、企業としてはまだまだ始まったばかり。

未経験の人をじっくり育てているなんて場合ではありませんから、ある程度の経験者であることが望ましいと思われます。

いよいよ攻撃開始『多角期』

いよいよ攻撃開始『多角期』

多角期が狙い目の人材
斬新な提案で差別化を図れるアイデアマン

拡大戦略も上手くいくと、いよいよ新事業にも着手していくことになります。

これが多角期というものです。

より強固な経営基盤を築くべく、既存の事業に加えて新たな分野へと仕掛けていきます。

そうやって少しずつではあるものの、安定成長を遂げていくのです。

よちよち歩きだった赤ちゃんも、今では頼もしい青年へと成長を遂げています()

ここから先のさらなる成長におけるキーポイントとなるのが、差別化です。

なんでもそうですが、“二番煎じ”というのはあんまりウケません。

ありそうだけどなかった、斬新で今までにない商品・サービスだからこそ、ヒットすると思いませんか?

ということで多角期にある企業への転職を狙うべき人は…

  • 熱さと冷静さを兼ね備えたアイデアマン
  • 戦術・戦略に長けた参謀タイプの人
  • 強い推進力を持ったリーダー気質のある人

こんな感じです。

 

多角期にまで差し掛かってくると、今までの体育会系のような“熱さ”だけでは乗り切れない問題も出てきます。

競合する他社に打ち勝っていくためには、状況を冷静に把握し分析まで行い、これからとるべき戦略を導き出すアイデアマンの存在が欠かせません。

そんなアイデアマンを支えるのが優秀な参謀です。

自社の事業や他社のみでなく、市場のニーズまで把握したうえで有効な戦略を提案してくれる存在は、企業にとって大きな強みとなります。

こうして斬新なアイデア、確かな戦略が揃った訳ですが、これを社員全員が同じ認識の下で推し進めるのは簡単なことではありません。

そこで企業が求めるのが、圧倒的な人望を兼ね備えたリーダーです。

会社としての方針や、そこから導き出した戦略を誰よりも理解し、それを現場レベルへと落とし込む重要なポジションと言えます。

組織が大きくなればなるほど、当事者意識は希薄になってしまいがちです。

それをグッと手繰り寄せて一体感を保つ存在は、企業になくてはならないでしょう。

確固たる地位へ『成熟期』

確固たる地位へ『成熟期』

成熟期が狙い目の人材
『この分野なら誰にも負けない』を持ったスペシャリスト

ここまで来ると、立派な大人に成長したも同然です。

もっと高みを目指して、自分磨きを始めなくてはなりません。

組織内のシステムを変更し新たな風を吹き込むのもありですし、場合によってはこれまでのビジネスモデルを抜本的に見直すことだってあるかもしれません。

また走り続けてきた企業ですから、細かいムダを見落としていることもあるでしょう。

様々な面においてコスト削減に乗り出すことも考えられます。

そんな成熟期にある企業を狙うべき人は…

  • 職種を問わずスペシャリストと言えるスキルを持った人

これですね。

 

これまでの成長を経る中で、企業は様々な人材を獲得してきました。

志を同じくした仲間に始まり、アツイ体育会系、冷静なリーダー、縁の下の力持ち…。

残すピースは、ある分野に長けたスペシャリストの存在です。

変化し続ける市場のニーズに応えていくには、既存の組織のままでは限界があります。

今までになかった視点で事業を捉え、革命を起こすスペシャリストの存在が欠かせないのです。

 

これは特定の職種というふうに絞る必要はありません。

営業なら営業、事務なら事務、できることはそれぞれ違いますからね。

『この分野なら誰にも負けない!』そんな自身のある方は、ぜひ少し背伸びをしたチャレンジをしてみてもいいと思います。

狙い撃ちで内定を獲得しましょう!

狙い撃ちで内定を獲得しましょう!

さて、本記事では企業の成長ステージごとの求人ニーズをお伝えしてきました。

あなたが狙うべき企業は、どの段階にあるかお分かり頂けたでしょうか。

闇雲に転職活動をするよりも、これを調べていれば自然と業界・企業研究にも繋がりますよね。

自分に合った企業を見つけて、ポテンシャルを最大限に活かして働いて頂けることを願っています!

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