求人広告の勤務地設定にこだわると応募効果を最大化する事ができる!

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今回は採用担当者向けの記事になります。
突然ですが、複数勤務で求人募集をかける際、どのエリアに求人原稿を露出させていますか?
本当にそのエリアで求人をかけるのは正しいですか?
という事で今回のテーマは『複数の勤務地で募集をする際に効果を最大化する方法』をお話していきます。

求職者の7割前後は勤務地を重要視している

仕事を探す時、多くの求職者が重視しているのは勤務地です。
求人サイトで仕事を検索する際、ほとんどの人は検索条件で勤務地を絞り、そのエリアの中にある仕事の中から応募先を見つけます。

何が言いたいかというと、「名古屋で働きたい!」という人が多ければ多いほど名古屋に人が集まってくるので、そこで求人広告を露出させれば応募を集めやすくなるという訳です。
逆に、労働人口の少ない地域で求人を露出させても労働人口の母数が少ないため、応募確率は下がってしまうという訳ですね。

1勤務地のみの募集であればそんな事を考えてもしょうがないですが、複数の勤務地を1原稿で掲載する場合などは、どのエリアで求人を出すかがとても大切になってきます。
例えばリクルートが発行しているタウンワークの場合、地域密着型求人情報誌なので、愛知県というエリアに対して更に細分化されており、名古屋東部版や名古屋北部版、西尾張版、名古屋中心部版など複数の版に分かれています。
このようにリクルートが複数の版に分けてタウンワークを発行するという事は、それほど「地元で働きたい」という人が多いという事になります。
なので求人媒体の露出するエリアを決めるという事は実はとても大切な事なんです。

人はどこからどこに働きに来るのかを可視化してみる

こちらは厚生労働省が公開している労働人口の流動データを可視化したものになります。
解説させていただくと、中心にある鈴鹿市から四日市に向かって矢印が伸びていますね。
矢印の太さは居住地から就業地に向かう人の数となります。
右に目安の数字がありますが、この表の数を適用させた場合、鈴鹿市から四日市市に働きに行く人は1万人以上いるという訳です。
また、他のエリアからも四日市市に矢印が伸びているため、ここから読み取れる事としては、四日市市で働きたいという人が多いということ。
では、名古屋市周辺の図も見てみましょう。

どうでしょうか。
これは名古屋市内の労働力流動図です。
一目瞭然ですが、中区に働きに行く人が圧倒的に多いですね。
逆に中区から外に向かっている矢印は無いに等しいので、中区に住んでいる人で他の区に働きに行く人はほとんどいないという事になります。
ちなみに円の大きさは就業者人口を示しているので、中区に住んでいる人は他の区ではなく、中区で働いているという訳です。
という事で、この図を見ればどのエリアで求人を出せばいいのかがある程度分かります。

例えば中区と昭和区、守山区の3勤務地をタウンワークで募集する場合、王道パターンとしては名古屋中心部版に出すのがいいでしょう。
しかし、僕だったら名古屋東部版に掲載します。
なぜかと言うと、一つの理由は中区は競合が多いからです。
二つ目の理由は、中区と東部は以外と近いですし、そもそも中区は他と比べると居住者が少ないので、タウンワークを手に取る人がそこまで多くありません。
『東部エリアのタウンワークを手に取った人が、中区の勤務地を見つける』これが理想のパターンです。
しかも都心部である中区は時給が高めですが、東部だと時給相場が下がるため、中区の相場に時給を合わせていた場合は時給を高く魅せる事ができます。
このように、勤務地のちょっとした工夫で応募数、採用決定率を最大化する事ができるため、掲載エリアにはぜひこだわってみて下さいね!
今回ご紹介した図は名古屋市や三重のものになりますが、他のデータを見ながら求人を検討したいという方はお問合せフォームからご連絡下さい。

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